アクセスログとデータダッシュボード
アクセスログで何が分かるか、ブロック理由の読み方、ダッシュボードの各チャートの意味、サンプルの使い方。
アクセスログは「誰がランディングページに入り、誰がブロックされ、なぜか」を確認する唯一の入口です。この記事ではログの項目をグループごとに説明し、ダッシュボードとブロックサンプル掲示板も解説します。
1. アクセスログ一覧
「アクセスログ」ページではアカウント内の全アクセスを確認でき、絞り込みが可能です:
| フィルタ | 役割 |
|---|---|
| 検索 | IP、パス、パラメータなどで曖昧検索 |
| ログ種別 | 特定のアクセス種別のみ表示(下表参照) |
| 広告 | 特定の広告のみ表示 |
| プラットフォーム | 特定のプラットフォーム(TikTok / Facebook 等)のトラフィックのみ |
| ステータス | 許可 / ブロックのみ |
| ログ種別 | 意味 |
|---|---|
| ページビュー | 広告入口へのアクセス(許可とブロックの両方) |
| 出站(アウトゴーイング) | ランディングからのリダイレクト / 出站アクション(決済へなど) |
| 入站(インカミング) | 出站アドレスからの戻り / 関連再訪 |
2. 1件のログで確認できること
各ログは訪問者プロファイルをグループ単位で表示します:
アクセス概要
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| アクセス日時 | 発生時刻 |
| 広告 | どの広告に当たったか |
| ドメイン / パス | 入口 |
| リファラー | どのサイトから来たか |
| ページ | 最終的に表示されたページ |
訪問者の身元
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| IP | 訪問者 IP |
| 国 / 都市 | IP の所在地 |
| タイムゾーン | IP の所在地タイムゾーン |
デバイス環境
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| OS / バージョン | オペレーティングシステム(例:Android 13) |
| ブラウザ / バージョン | ブラウザ(例:Chrome 120) |
| 言語 | ブラウザの優先言語 |
| デバイス種別 | スマホ / PC / タブレット |
| ブランド | 端末メーカー(Apple、Samsung など) |
| クライアント種別 | ブラウザ / アプリ内など |
| モバイルアプリ | 特定のアプリ内で開かれたか |
ネットワーク環境
各ログはネットワーク種別をフラグ表示します(該当するものだけ):プロキシ、匿名、データセンター、VPN、Tor、CDN、学校、衛星、iCloud プロキシ。
このフラグはルールの「ネットワーク環境」スイッチと 1 対 1 で対応します。フラグ点灯 = そのネットワーク種別に該当するという意味で、対応スイッチをオンにするとブロックされます。
トラッキングと流入元パラメータ
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| クリック ID | システムが付与したクリック ID |
| sub1 ~ sub5 | トラッキングリンクの運用パラメータ(変換トラッキング 参照) |
| UTM(5 項目) | source / medium / campaign / term / content |
| プラットフォームパラメータ | 検出された広告プラットフォームとパラメータ値 |
判定結果
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| ステータス | 許可(landing)/ ブロック(safe) |
| ブロック理由 | 次元 · モード · 一致値(次節参照) |
| クローラーフラグ | 自動プログラムとして検出されたか、その名前 |
3. ブロック理由の読み方
ブロック理由は「次元 · モード · 一致値」の 3 段構成です。例:
国 · 許可リスト外 · US→ 訪問者の国が US ではなく、国の許可リストに引っかかったネットワーク · データセンター · datacenter→ IP がデータセンターネットワークで、「データセンター」スイッチがオンのためブロッククローラー · 拒否リスト一致 · Googlebot→ クローラー拒否リストに一致広告検証 · リスト一致 · geoedge→ 広告検証次元に一致(Ad Verification;クローラーとは独立)
| モード | 意味 |
|---|---|
| 拒否リスト一致 | その次元の拒否リストに一致 |
| 許可リスト外 | 許可リストが設定されているが訪問者が含まれない |
| 値が空 | その次元にリストが必要だが訪問者に値がない(例:直接アクセスで Referer が空) |
理由が分かったら:ルールページで該当次元のリストやスイッチを調整し、ルールプレビューで再検証します。
4. ログからルールプレビューで再検証
ログ詳細から「このログでルールプレビューを実行」できます。システムがこのログの訪問者プロファイルをそのまま取り込み、判定を 1 回再生します。
- 用途:ルール変更前に「このトラフィックは変更後、許可されるかブロックされるか」を検証
- 境界:分析のみ。公開ルールは変更しません
5. データダッシュボード
ダッシュボードは期間(今日 / 3 日 / 7 日 / 15 日)で集計し、前の期間と比較します:
KPI カード(前回比付き)
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| 総クリック | アクセスクリック数、前の期間との変化 % |
| CTR | クリック率 = クリック / 表示 |
| ブロック率 | ブロックされた割合(全リクエスト比) |
| 疑わしいトラフィック率 | プロキシ / VPN / データセンター / クローラー等と判定された割合 |
詳細統計
- ページビュー / 広告表示 / ブロック数 / 疑わしい数 / 総リクエスト数
- 2 つのランディングモードのクリック数(HTML モード / 短リンクモード)
変換ファネル(HTML モード)
ページビュー → 表示 → クリック の段階別変換と、ロード率・クリック率・全体変換率。ある段階で大きく落ちているなら、その段階に問題があります。
24 時間トレンド
時間ごとのクリック / 表示 / ページビュー / ブロック数。トラフィックのリズムと異常な時間帯を確認できます。
トラフィック品質分布
種別ごとに集計:正常 / プロキシ / VPN / データセンター / クローラー / ブロック済み。プロキシとデータセンターの割合が急に上がったら、ルールの締め付けが必要なサインです。
国別分布
国ごとのクリック数・ブロック数・ブロック率。「対象市場の誤爆」や「異常トラフィックの発生源」を素早く特定できます。
ブロックサンプル掲示板
ブロック理由ごとに集約した代表サンプルで、7 / 14 / 30 日の窓を選べます。各サンプルはルールプレビューで直接開けます。同種トラフィックの一括診断に最適です。
6. 推奨のトラブルシュート手順
- ダッシュボードのブロック率と品質分布で全体の異常を確認
- ブロックサンプル掲示板で最上位の理由を特定
- サンプルをルールプレビューで開いて原因を確認
- ルールの該当次元を調整し、保存後に再検証
- 配信拡大後は変換数だけでなく定期的にログを確認
特定 IP の文脈を追加で確認する場合は、コンソールの IP 照会(運営開通が必要)を併用できます。